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【アナベルの育て方】植え替えの時期や鉢植えの育て方などを解説!

2024/5/2

アナベルの基本情報

科・属 アジサイ科アジサイ属
分類 落葉性低木
植え付け時期 3〜4月、10〜11月
開花時期 6〜9月
剪定時期 2〜3月
置き場所 日向〜半日陰
肥料 元肥:必要/追肥:必要

アナベルとは

アナベル

Photo by あんなココさん@GreenSnap

アナベルは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。別名「アメリカアジサイ」とも呼ばれ、梅雨〜夏にかけて、20〜30cmほどの球状の大きな花を咲かせます。花の咲き始めは淡いグリーンの色をしていますが、徐々に白色に変化していくのが特徴です。また、花色は、白色のほかにピンク色の品種もあります。

アナベルは寒さと暑さともに強く、初心者でも育てやすい花木です。花もちがよく、切り花やドライフラワーとしても人気があります。

アナベルの育て方

日当たり

アナベルは葉焼けに注意しながら、日当たりのよい場所で育てます。午前中は日光を十分に浴びられる東側が理想的です。夏は、日差しが強いので半日陰で育てるのがよいです。

植え付け

アナベルの植え付けは3〜4月、または10〜11月が適期です。地植えの場合は根鉢の2倍ほどの穴を掘り、鉢植えの場合は二回り大きい鉢を用意して植え付けてください。植え付けたあとは、たっぷりと水やりをします。

用土

アナベルは水はけと水はけのよい肥沃な土を好みます。鉢植えの場合は、市販のアジサイ専用培養土や赤玉土7:腐葉土3の配合土が使えます。

地植えでは、植え穴として掘った土に対して腐葉土を2〜3割ほど混ぜ込んでおきましょう。

肥料

アナベルの肥料は、植え付けの際に元肥として緩効性肥料や堆肥を混ぜておきます。追肥は、1〜2月頃に寒肥を、花後の7〜8月にお礼肥として緩効性化成肥料や油かすなどの有機肥料を与えます。枝先の真下あたりで、深さ10cmほどの地面に混ぜ込みましょう。

水やり

アナベルは、水分をとても好むので、水切れしないように注意します。

地植えの場合は、根付いたあとは基本的に水やりは必要ありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげます。夏は1日1〜2回、冬場は2日に1回程度を目安にするとよいです。

切り戻し・剪定

アナベルの剪定は2〜3月、または11〜12月が適期です。しかしながら、アナベルは新しい枝に花芽をつける「新枝咲き」という性質があるので、生育期の4〜8月以外であれば、いつでも剪定ができます

剪定の方法は、細い枝や古い枝を切り落とし、樹形が半円になるように剪定します。また、11月に株元2〜3節くらいで切り戻しをすることで、花数は減りますが、翌年大きな花をつけてくれます。

夏越し・冬越し

アナベルは暑さと寒さに強く、とくに夏越しや冬越しは必要ありません。夏に西日が当たる場合は、葉焼けしないよう遮光ネットなどで調光してあげましょう。

冬は雪の重みで枝が折れないよう剪定しておくとよいです。

病気・害虫

病気は、うどんこ病やモザイク病に注意し、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防に努めましょう。モザイク病は、アブラムシの排泄物が原因で発生します。

害虫は、カミキリムシやハダニ、アブラムシに注意して、見つけたらすぐに駆除してください。カミキリムシは古い枝や細い枝を定期的に剪定することで予防し、ハダニやアブラムシは葉水をすることで予防できます。

植え替え

アナベルの植え替えは3〜4月、または10〜11月が適期です。鉢植えのアナベルは2〜3年に1回、根鉢の1/3ほどを崩して一回り大きな鉢に植え替えます。庭植えでは株が大きくなりすぎたら、株分けして増やすこともできます。

アナベルの育て方まとめ

アナベルは水切れに注意していれば、暑さと寒さにも強く、とても丈夫で育てやすい花木です。また、剪定を定期的に行うことで、毎年大きな花を咲かせてくれるでしょう。ぜひこの記事を参考にアナベルを育てて、梅雨のお庭を爽やかに彩ってみてはいかがでしょうか。