【シンビジウムの育て方】植え替え時期や水やり頻度、置き場所を解説
2024/9/19
シンビジウムの基本情報
科・属 | ラン科シンビジウム属 |
開花時期 | 12〜2月 |
植え替え時期 | 4〜5月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所で育てる |
水やり | こまめに水やりする |
肥料 | 4~9月 |
夏越し・冬越し | 冬は室内へ移動させる。夏は直射日光に当てずに育てる |
シンビジウムを毎年咲かせるには?
シンビジウムは丈夫な植物なので、ある程度ほったらかしにしても育ちます。ただし、定期的な植え替えや肥料やり、花後の管理などを怠ると、翌年の花つきに影響が出る可能性があります。
シンビジウムの花を毎年咲かせるためにも、しっかりと適した環境でお世話をしてあげるようにしましょう。
シンビジウムはどこに置いて育てるべき?
Photo by かめちゃんさん@GreenSnap
シンビジウムは15〜25℃の気温を保てる、日当たりのよい環境を好みます。
春から秋にかけての成長期は、午前中に日が当たる半日陰または室内のレースカーテン越しの窓際に置きましょう。強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため、多少日光量を調整したほうがいいです。
冬は気温10℃以上(最低5℃)を保てる室内の窓際に置いていれば問題ありません。
シンビジウムの育て方
用土
シンビジウムは水はけのいい土を好みます。市販のシンビジウム用の培養土がおすすめです。
自作する場合は、軽石:6、パーライト:4の割合で混ぜた用土がおすすめです。軽石の代わりに日向土を使ってもよいですよ。
水やり
シンビジウムは、土が乾燥したらたっぷり水やりをします。梅雨の時期は、鉢植えの場合も雨に当てて育てた方がよいです。
肥料
シンビジウムは、4〜9月頃に液肥を適当な間隔で施しましょう。そのほか、5〜7月にかけて置き肥を与え、それ以外の時期は肥料を控えてくださいね。
シンビジウムの夏の管理方法
シンビジウムはほかの洋ラン種と比べると耐寒性がありますが、耐暑性はやや弱いため、冬よりも夏に注意が必要です。
夏は直射日光に当たると葉焼けを起こすため、夏場は日陰となる場所で管理するのがおすすめです。近年は猛暑日が増えているのでご注意ください。
シンビジウムの植え替え時期と頻度は?
シンビジウムの植え替えは4〜5月頃が適期で、1〜2年に1回の頻度で植え替えしてあげましょう。
古い鉢からシンビジウムの根を抜き取ったら、ひと回りほど大きな蘭用の鉢に植え替えます。肥料や水やりは、植え替えをしてから1週間〜10日ほど日をあけて与えてくださいね。
シンビジウムの育て方についてよくある質問
シンビジウムの花が咲かない!葉ばかりになる原因は?
Photo by ゴンチャンさん@GreenSnap
シンビジウムの花が咲かない理由はいくつか考えられ、日光不足もその一つです。シンビジウムは日光を好む植物なので、日が当たらない場所で長時間管理するのはよくありません。室内で育てる場合も、なるべく窓際に置くことをおすすめします。
また、シンビジウムは乾燥に弱いことから、水不足が原因の場合もあるようです。土が乾燥したタイミングで水やりをして、受け皿の水も定期的に捨てるようにしましょう。
そのほか、シンビジウムの鉢が大きすぎると、根が十分に育たないことが多いです。そのため、植え替えのときはひと回りほど大きな鉢を選んで株を植え付けてくださいね。
シンビジウムが枯れる原因は?復活できる?
シンビジウムを育てていると、葉が黄色くなって枯れてしまうことがあります。水やりの量が適切ではなかったり、肥料不足などが原因で枯れてしまうようです。とくに、水やりをしすぎると根腐れを引き起こして、次第に株が枯れてしまいます。
シンビジウムが根腐れしたら、水ゴケを使って復活させることもできます。根腐れした部分をカットして、水を含んだ水ゴケで根を包みましょう。そのままの状態で鉢に植えたら、しばらくは日陰で風通しのよい場所で管理します。育てているシンビジウムが枯れてしまっても、この方法で復活するか試してみましょう。
そのほか、シンビジウムは病気や害虫が原因で枯れることもあるので、あらかじめ対策をしておくとよさそうです。
シンビジウムを植え替えて繰り返し楽しもう!
Photo by ねこさん@GreenSnap
シンビジウムはカラフルな花色が多く、華やかな雰囲気が魅力的ですね。水やりや肥料を好む植物なので、定期的に与えることが大切です。シンビジウムは成長が速いことから、1~2年に1回のペースで植え替えましょう。そのまま放置すると根腐れを引き起こしてしまい、枯れる原因にもなります。
シンビジウムは初心者の方でも育てやすいため、興味があればご自宅などでシンビジウムを育ててみてはいかがでしょうか。